Carlton City Tanjong Pagar/カールトン シティ ホテル

1 Gopeng Street, Singapore

シンガポールでの徹底的なホテル調査で、最も私たちを驚かせてくれたのが、カールトン・シテイ・タンジョンパガーだ。2013年オープンとまだ開業したてで、レストランやバーが集まるニール・ロード、クレイグ・ロード、ダクストン・ロードの界隈にも近い私たちのお気に入りのエリアに建っている。ビジネスエリアへのアクセスも抜群に良い(タンジョンパガー自体が中央ビジネス地区の主要エリアのひとつでもある)。

特筆すべきは、広々としてよく設計された客室。ほぼ全室が32平米なので、他人の部屋を羨むようなこともない。ハーマン・ミラー社製のエルゴノミクス・デスクチェアー、モルトン・ブラウン社の高級アメニティやポスチャーペディック(寝る姿勢に優しいマットレス)のベッドなどが揃っている。さらに良いことがある。宿泊料がとにかく高いシンガポールにあって、カールトン・シティ・タンジョンパガーは極めてお値打ちのホテルなのだ。

最先端を行くデザイン・ホテルを目指しているようだが、生憎デザインで表彰される見込みはなさそうだ。少なくとも私たちが表彰することはないだろう。だから調査の際もインテリアのアクセントがフェイクぽいことは気にせず、素直に寝心地の良いベッド、高さのある窓からの開放的な眺め、そしてネスプレッソのコーヒーメーカーなどの設備を楽しませてもらった。

何やら不思議なデザイン

ロビーラウンジ、別名「トレーディング・フロア」

最近のホテルの流行に乗って、バスルームとベッドルームの間がガラスで仕切られている(早く終わってほしい流行なのだが)が、シェードカーテンで目隠しできるようになっている(ありがたいことに)。

中心となる2つの客室タイプ、デラックスとエグゼクティブは、ほとんど差がないが、エグゼクティブ・ルームの方では、国内通話とミニバーが無料だ。高速Wi-Fiは全室で無料で利用でき、これまで見た中で一番繋がりが良かった(ビジネス向けホテルなので当然といえるか)。

プールとフィットネスセンターは特別素晴らしいというほどではないものの、十分満足のいく水準である(現在、ホテル周辺に工事現場があり、日中は騒音が気になる)。

エグゼクティブ・ルーム

カールトン・シティ・タンジョンパガー内の飲食店といえば、コーヒーとパン、ケーキの店「タキシード(Tuxedo)」、終日営業で朝食が食べられるレストラン「プレーツ(Plates)」などがあるが、選択肢は限られている。ホテルから徒歩圏の魅力的な飲食店を開拓する方が良いかもしれない。コーヒーならエヴァートン・パークにあるナイロン(Nylon)、最高のメキシカン・ストリートフードを食べたければ、ダクストン・ロードのルチャ・ロコ(Lucha Loco)がおすすめだ。

シンガポールのホテルにスカイラウンジは不可欠

あらゆる予算の人が満足でき、しかも客室のコストパフォーマンスが最も良い、シンガポールで一押しのホテルをひとつ選ぶとしたら、ここで決まりだろう。なお、シンガポールにはこことは別にカールトンもある。そちらもバランスの取れたホテルだが、新しさと立地の良さではこちらに軍配が上がる。

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