Park Hyatt Seoul

606, Teheran-ro, Gangnam-gu, Seoul

パーク・ハイアット・ソウルは、日本の名うての設計事務所スーパー・ポテトの手による秀逸なコンテンポラリー・デザインの客室と、江南(カンナム)区のビジネスエリアの真ん中という無敵の好立地が評価され、ソウルでナンバーワンのホテルとして堂々のTheList入りを果たした。

ロビーは最上階にあり(少々奇異だが)、ゲストはチェックインするのに一度、客室へ向かうのにもう一度、エレベーターに乗ることになる(なぜか、アジアのパーク・ハイアットではよくみる構造)。44平米のスタンダード・ルームは、我々の見るところでは欠点が見つからない。ダイニング・テーブルが置かれ(すき好んでデスクでルームサービスの食事を食べる人がいるだろうか?)、動き回れるスペースが十分に確保されており、スタイリッシュかつ快適なリクライニングチェアとフットレストもある。

西欧とモダンな和を融合させたコンテンポラリーなスタイリングで、艶のあるオーク材の床、アクセントにミャンマー産の石材をあしらっている。 バスルームの御影石は磨いて仕上げたものと自然の風合いをの残したものを取り合わせていて、ホテルで出会える中で最高のアメニティ、オーストラリア発の「イソップ」を採用。だが、客室の最大の売りは、部屋に入ればすぐわかるが、天井までの高さのある窓からの眺めだろう(もっとも、外がよく見えるということは、外からも室内が丸見えだという意味。どうかバスローブの着用をお忘れなく!)。

外からも中からも、美しい眺め

至福のひとときを

パーク・ハイアット・ソウルはガラス張りの24階建てのビルにあり、向かいにはソウルを代表的するコンベンション施設、COEXがあり、現代百貨店(ヒュンダイ・デパート)までも徒歩圏内。江南(カンナム)の中でもクールなバーやレストラン、ショップが並ぶ注目のエリアとは、2,3キロ離れている。

パークハイアットのシグネチャー、低めのベッド

24階のインフィニティ(縁なし)スタイルの屋内温水プールとスパ(ここでもイソップのアメニティを使用)は外せない。ホテルのカジュアルなメイン・ダイニング、コーナーストーン(Cornerstone)は、薪オーブンを備え、洋風、アジアンとも幅広いメニューを提供。手堅く、これ以上述べることはない。コーナーストーンは朝食場所にもなっている。

典型的な客室。内装は日本のスーパーポテトが手がけている

我々の好みのダイニングスポットは、低層階にある美しい、ティンバーハウス(Timber House)だ。古い韓屋(ハノク、韓国の伝統的な木造家屋)に似せてデザインされたこの店は、寿司と日本酒のバー、カクテルバー、ウイスキーバーを備え、まるで座り心地の良い椅子と飲み物を用意したギャラリーのよう。

プレジデンシャル・スイートのバスルーム

このホテルへの唯一の不満は、宿泊料がべらぼうに、おそらくソウル市内で一番高いことだ。とはいえ、ソウルでは(今のところ)真に特別なホテルがそう多くないことを踏まえれば、料金と人気の高さもうなずける。よりお手頃な宿泊料で同じレベルを希望する向きには、汝矣島(ヨイド)にある新築のコンラッド 、またはゴージャスなJWマリオット東大門スクエアをおすすめする。

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