Greenwich Hotel/グリニッジ ホテル

377 Greenwich St, New York, NY

ニューヨークで最高のホテルを紹介しよう。職人技が随所に光り、あのロバート・デ・ニーロがオーナーという超豪華なこの「グリニッチ・ホテル」は、高級感漂うトライベッカ地区(Tribeca)にある。ホテルに着いてまず気づくのは、手作業で積み上げられたレンガ造りの建物のエントランスが、うっかり通り過ぎてしまうほどに奥ゆかしいことかもしれない。ここでは何もかもが豪華で洗練されており、ゲストだけが享受できる特別感に溢れている。当然、ハリウッドの大物セレブや映画界の実力者、各界の有名人といったセレブリティが常連客に名を連ねている。だから、たとえ隣室の客がブラッドリー・クーパーであったとしても、決して舞い上がってはいけないということを忠告しておこう。

腕利きのレンガ職人が何年もかけて積み上げたエントランス

ホテルから出たくなくなるほど居心地の良いロビー

このホテルに惚れ込む理由は、何も多くの有名人が贔屓にしているからではない。手作りの贅と細部へのこだわりが、隅々にまで見事に行き届いているからだ。どこをとっても奥深く中身の濃いところは、デニーロ氏その人を思わせる(ホテル内各所には、ヨーロッパやアジアの優れた美術品に交じって、デニーロ氏の父親の作品も展示してある)。バスルームには手貼りのモロッコタイルと、大理石の深めのバスタブ。そして、NY発のコスメブランド「レッドフラワー(Red Flower)」のバスソルトが用意されているのも心憎い。客室は幅広な床材を使用したゴージャスなフローリング。ニューヨークでも超一流のこのインテリアは、グレイリング・デザイン社がデニーロ氏とのコラボで生み出したものだ。

ロビーだけ見ても随所に散りばめられたこだわりが!

チェックインしたら、宿泊客限定のドローイングルームへ直行しよう。まるでニューヨークを舞台にした古い映画の中に迷い込んだような雰囲気と、本物の暖炉が迎えてくれる。陽気の良い季節には、ここからすぐに出られる中庭が、ニューヨークで一番癒される場所になると断言できる。

宿泊客専用ドローイング・ルームは最高の雰囲気

グリニッチには、ニューヨークで最も隠れ家的なスパ「シブイ(Shibui)」がある。地下プールのフレームには、なんと築250年の日本の古民家の木材を使用するというこだわりよう。

宿泊客だけに許される特権は数々あるが、メインロビー脇にある、ダウンタウンでも指折りのイタリアンレストラン「ロカンダ・ヴェルデ(Locanda Verde)」の席が取れるかもしれない……というのもそのひとつ。ロカンダの料理はドローイングルームでも味わえる他、24時間対応のルームサービスも行っている。

独特の趣を持つ客室

お金に糸目をつけなくて良いなら、2014年4月に完成した「トライベッカ・ペントハウス(Tribeca Penthouse)」に泊まりたい。上階と下階の総床面積が260平米、テラスが370平米以上という圧倒的な広さを誇る、アートとデザインの傑作だ。温水プールとスパまで備えている。

このペントハウスは、アントワープ出身のインテリア・デコレーターであるアクセル・フォヴォルト氏と、日本人建築家の三木達郎氏によるもの。建築当時、工場として使用されていた頃の名残が随所に散りばめられつつ、日本的な「wabi(わび)」のコンセプトでまとめられている。使用建材は、専用に調達した石材やリクレイム木材などで、豪華なペントハウスというよりもカントリーハウスの趣きだが、洗練を極めている。

宿泊客専用の中庭。気持ちの良い季節はNYで一番の居心地だ

どの部屋も自然光が燦々と降り注ぐ

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