Le Royal Monceau Raffles/ロイヤル モンソー ラッフルズ

37 Avenue Hoche, 75008 Paris

もし仮に、あなたが1回の週末で10万ユーロを使い切る方法を探しているとしたら――。まずル・ロワイヤル・モンソー・ラッフルズのプレジデンシャル・スイート241号室(一泊2万5,000ユーロ~/280平米)にチェックインし、階下にあるギャラリーを兼ねた高級セレクトショップ「ル・ロワイヤル・エクレルール(Le Royal Eclaireur)」でパートナーと2人分の装いを上から下まで整えよう。その後、館内に2軒あるミシュラン星付きレストランで美食の限りを尽くし、マイ・ブレンド・スパ・バイ・クラランス(My Blend Spa by Clarins)のトリートメントを受けまくることだ。

この何ともデカダンな週末旅行には、ホテル内にある恐らく地球上で一番贅沢なプライベート映画館でのお好みの映画の鑑賞も欠かせない。全99席の伝説的な「カタラ・シネマ(Katara cinema)」だ。そこでポップコーンとクリュッグ・クロ・ダンボネを数本注文すれば、見事10万ユーロ達成だ。

もちろん私たち一般庶民には、なけなしの予算をはたいてもぐっと控えめな部屋に2,3泊するのがせいぜい。しかしそれだけでも十分、パリで最高のホテル滞在――いや、どの街で得られるよりも素晴らしいホテル滞在が得られるだろう。 シャンゼリゼ通りや凱旋門、高級ブティックが並ぶフォーブル・サントノレ通りまで、ほんの数分のところに位置するという立地の良さも魅力的だ。

パリには「パラス(宮殿)」の称号を持つ最高ランクのホテルが幾つかある。ジョルジュサンク、ブリストル、最近オープンしたペニンシュラなど錚々たる名が居並んでいる。その中でも最もモダンなのがル・ロワイヤルだ。フィリップ・スタルクの手掛けたホテルながら、彼特有の暗くて無機質なデザインとは一線を画し、皮革や輝く大理石、ガラスなどの高級素材がふんだんに使われている。例えるなら、フィリップ・スタルクと日本のデザイン集団「スーパー・ポテト(ソウルのパークハイアットをデザイン)」を合わせた唯一無二の傑作、といった印象だ。

このホテルは、セレブや外国要人の御用達ではあるものの、実は驚くほどカジュアルで子供連れにも優しいホテルなので、気後れせずに普段着の自分で堂々と滞在しよう。ここのサービスは完璧且つ格式めいてはいるが、個々のゲストの望むスタイルやニーズにきちんと対応してくれる。

世の中には、ギフトショップでミントドロップやペットボトル入りの水を売っているホテルもあるが、ル・ロワイヤルの素晴らしいギフトショップ兼書店「リブレリー・デザール(Librairie des Arts)」では、700冊を超えるアート本や厳選されたオリジナリティ溢れる様々なギフトを取り揃えている。この点も魅力のひとつと言えるだろう。

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