Metropolitan by como/メトロポリタン バイ コモ

かつてYMCAであったミッドセンチュリーの建物を改装したメトロポリタン・バイ・コモは、最高にクールなホテルだ。スタッフは山本耀司デザインの黒いユニフォームをまとい、ミシェランの星を獲得したオーストラリア出身のシェフが率いるタイ料理レストラン「ナーム（Nahm)」があり、客室は削ぎ落としたモダンラグジュアリーにタイ風エレガンスを適量加えてスタイリングしてある。

すべてを仕切っているのは、コモ・ブランドのオーナー兼創始者、シンガポール出身のクリスティーナ・オンで、同ホテルのスパ・ブランド「コモシャンバラ（Como Shamballa、ホテル内のアメニティグッズもここのもの）」を手掛けたほか、定期的にホテルを訪れて現場を確認している。 おそらくホテルそのものより名の通ったモダン・タイ料理の「ナーム」は、数々の受賞歴に輝き、さらに多くの賞を獲得し続けている。

もしバンコクに４、５日滞在する予定なら、日程の半分はヒップでクールなメトロポリタンで、残りはその近くの６エーカーの敷地に13世紀（スコータイ王朝期）のタイの村落をイメージして建てられたリゾートホテル、威厳とエレガンスが薫るスコータイで過ごすことをお勧めする。

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ホテルはサトーン通り（バンコク有数の目抜き通り）から小道を折れた奥まった場所にあり、スカイトレインの駅からも観光名所からもかなり離れている。最寄のスカイトレイン駅（ルンピニー公園）まで暑さの中を歩く気でない限り、どこへ行くにもタクシーを使わざるを得ない。