The Plaza Seoul/ザ・プラザ

119, Sogong-ro, Jung-gu, Seoul

全410室のプラザホテルは、ソウルで唯一の純粋なラグジュアリー・ブティックホテル。著名なイタリア人インテリアデザイナー、グイド・チョンピ氏による2010年の全面改装を経て、ぐっと格が上がった。市街地の中心に位置し、地下鉄・市庁(シチョン)駅に近く、明洞(ミョンドン)の繁華街へも歩いて行けるプラザホテルは、レジャー・観光が目的ならソウルで最高の場所にあるといえる。

一番安いタイプの客室は30平米と、コンラッドパーク・ハイアットの同タイプの部屋に比べるとかなり狭いし、それらの部屋の上品でコンテンポラリーなデザインには見劣りする。だがプラザは、市内のどのホテルにも負けないサービスとアメニティを誇り、7軒のレストラン、本格的スパと、軍隊の訓練にでも使うのかというくらい大きなジムもある。なぜか、ソウルの一流ホテルはどこも巨大なジムを備えているようだ。

パブリックスペースのデザインはモダンで清潔感がある。しかしその一方で、客室は機能より見た目を重視したと思われる奇抜な要素が強く、どこかパリのブティックホテルを思わせる。30平米といえばホテルの客室としては十分な広さのはずなのに、ベッドを壁に付けるのではなく部屋の中心に据えるレイアウトのせいで、部屋によっては荷物や買い物袋を置くスペースが犠牲になっている。客室の一番の売りは照明と鏡を多用したバスルームで、アメニティグッズは「モルトン・ブラウン」。クラブ・フロアではエルメスのものを使用している。

グイド・チョンピの繊細な仕事ぶり

ベーシック・ルームにはなぜかアイロンとアイロン台が備わっておらず、この規模とクラスのホテルとしては致命的。近日中に改善されることを強く望む。ホテル内の飲食施設はあらゆる嗜好に応えたラインナップで、和食、トスカーナ料理、さらには欧風ベーカリー「エリック・カイザー(Eric Kayser)」まで揃っている。フィットネス・センターではエアロビクス教室が開かれ、ゴルフ練習場やクリニック、サウナ施設まであり、本格的なスポーツクラブのようだ。

オーソドックスなデラックス・ルーム

ビジネス客向けホテルを自負しているようだが、客室には書斎スペースもエルゴノミクス・チェアもなく、あるのは机としても使える横長なテーブルだけ。私たちとしてはソウルの文化やショッピングを楽しむのに便利な立地から、むしろレジャー目的の利用をお勧めしたい。ソウル出張者向けの最高のホテルといえば、汝矣島(ヨイド)にあるコンラッド・ソウルで決まりだ。

ソウルのホテルには大きな室内プールがよくある

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