賑いの街――日本の首都・東京のホテル
東京は、アジアのホテル市場の例にもれず、一握りの5つ星ラグジュアリーブランド(リッツ・カールトン、ペニンシュラ、マンダリン・オリエンタルなど)と、充実したシティホテル/ビジネスホテル群という二極化がみられ、その中間クラスのホテルに乏しい。東京で「クール」なホテルと言えるのはクラスカだろうが、立地は辺鄙で客室は古ぼけているので次点に留まる。
5つ星の中では、パークハイアット東京(映画『ロスト・イン・トランスレーション』でお馴染み)がおすすめだ。競合ホテルより多少安いのは、新宿の高層ビル街という立地からか。汐留にあるコンラッドは、パークハイアットと同じアメニティで低価格なため長年私たちの東京No.2ホテルだった。しかし今はそうでもないので、パーク・ハイアットを勧めたい。東京で一番新しい5つ星はアンダーズ東京。開業後落ち着くまでに少し時間がかかるのではと予想していたが、どうやら杞憂だったようで謹んでここに紹介したい。
実は、5つ星ラグジュアリー部門の一押しは、オフィス・官庁街である赤坂に位置する国内系のザ・キャピトルホテル東急だ。ラグジュアリーホテルではこの他、ゴージャスな東京ステーションホテルとパレスホテルも良い。 レトロなホテルオークラは、東京の5つ星の中ではお値打ち価格という点でもトップレベルだろう。1960年代築の建物は、(良い意味で)時が止まっているかのようだ。だがオーナーは再開発計画を発表しており、つまらない38階建てのガラス張りのタワーホテルにリニューアル予定なので、オークラに泊まりたい人は急ぐべし。
低予算向けのシティホテルやビジネスホテルはいくつかあるが、当たり外れが激しい。
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