活気と彩に満ちた街――東洋の真珠・香港

活気と彩りに満ちた街・香港には、世界を代表するベストホテルがあるが、宿泊料の方もアジアトップレベルの高さ。上をみると５つ星グローバル・ブランドの高級ホテルの一群があるが、私たちは香港発のブランド、ザ・ペニンシュラ（The Peninsula Hong Kong）とマンダリン・オリエンタル（Mandarin Oriental Hong Kong）を勧めたい。その中でも一番のおすすめは、本家マンダリンに隣接する小規模で地味めなランドマーク・マンダリン・オリエンタル（The Landmark Mandarin Oriental, Hong Kong）の方だということを付け加えておく。

しかし、香港で最も話題のホテルといえば、スワイヤーグループ（キャセイパシフィック航空のオーナーでもある）所有の全116室のアッパーハウスだ。モダニズムの傑作というべきこのホテル、客室は広々としていて、ここから眺める香港の街は最高。宿泊料も高いので、覚悟しておこう。

ぐっとお値ごろのホテルの中にも、掘り出し物がいくつかある。中環（セントラル）では、インターコンチネンタル・ホテル系列のデザイナーブティックブランド、インディゴ（アジアに展開するインディゴは、ありがたいことにアメリカ本国のそれらとは大きくかけ離れたもの）。銅鑼湾（コーズウェイベイ）では、居心地が良く豪華なランソン・プレイスが長期滞在者に人気だ。だが、中環での我々の一押しホテルは、有り得ないほど立地が良くファンキーなオボロ・セントラルだ。

対岸の九龍（カオルーン）での我々の一押しはホテル・アイコンで、ここは所有・経営がホテル事業の研修施設（カレッジ）だから、サービスの良さ（少なくとも熱意は）は折り紙つきだ。客室は広く設備も整っており、室料の面でも市内で最もお得な部類に入る（入っていた、というべきか）。

間もなくお目見えするものでは、我々のお気に入りのラグジュアリーホテル・ブランド、ローズウッドが開発中のホテルがある。2014年夏にはオボロの新しいホテルが島南（サウスサイド）にオープンした。どんな様子かチェックするのが楽しみである。

The List's Honorable Mentions

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