The Upper House/ザ アッパーハウス

Pacific Place, 88, Queensway, Admiralty, Hong Kong

アジア太平洋地域では、真に特別なラグジュアリー・ブティックホテルというものにお目にかかるのは非常に難しいものだ。しかしながら、これなら誰もが納得という評判通りのホテルが、全116室のモダニズムの傑作・香港のアッパーハウスだ。

JWマリオットホテルの階上にあり、かつてはマリオットのサービスアパートであった部分に作られたアッパーハウスは、まさにホテル好きのためにあるようなホテル。かなりゆったりした68平米の客室は(ホテルによれば香港で最大とのこと)、香港出身デザイナー、アンドレ・フー氏による細部まで行き届いたスタイリングが施されている。また、種類の違うワインを保存できる2温度帯ワインセラー、ホテルのオリジナルアプリの入ったiPod Touchなどを配備するなど、見た目だけでなく機能面でも時代の先端を走っている。

無料のミニバーは香港のホテルでは定番のサービスだが、選び抜かれたスナックやドリンクで満たされたアッパーハウスのミニバーはその中でも群を抜いている。豊富に揃ったワインセラー(有料)の品揃えは、筆者の自宅のものとは比べようもない。

このホテルにはスパもプールもない。しかし、バスルームには天井から床まである高さの窓と深めのバスタブがあり、バス・アメニティも高級スパのものに劣らないとくれば、わざわざ理想のスパを求めて部屋を出る必要などないだろう。

スカイラウンジ・ライブラリー

アンドレ・フーの傑作

アッパーハウスの開業は2009年。香港のスワイヤー・グループ傘下のホテルだが、この英国の企業グループは1865年以来香港に根を下ろし、世界一流の航空会社キャセイ・パシフックの親会社でもある。

絶景を楽しみながらのバスタイム

オーソドックスな客室「スタジオ81 アイランドビュー」

ここの客室は、値段でみると私たちが香港No.1に選んだペニンシュラ・ホテルやランドマーク・マンダリン・オリエンタルといい勝負。もしも控えめで主張し過ぎないモダンデザインが好みなら、迷わず木材とガラスと石灰岩で出来た御殿ともいえるアッパーハウス香港に泊まりたい。

唯一の些細な欠点を挙げておくと、ウェブサイトがフラッシュコンテンツでやたらと重たい上に、絶望的に実用性がないことか。

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