Salisbury Rd, Hong Kong
大理石の柱がそびえ立ち、真っ白な制服に身を包んだページボーイ(もちろんガールも)がいるザペニンシュラ香港。廊下にも客室内にも華やかさと気品が漂い、ヨーロッパの由緒あるグランドホテルを思わせる。
ペニンシュラ香港は、香港で最も古く敬愛されるホテルとして、1928年の開業以来変わらずに、ヴィクトリア港の真ん前という一等地に建つ。世界中のあらゆるホテルの中でも最もドラマチックなファサードを持つホテルだ(8月にペニンシュラ・パリがオープンするまでは……)。ほぼ全室が最近改装され、ある種のクラシカルな現代性と特注品的な贅沢さを醸し出している。
ペニンシュラの客室はハイテクでもある。備え付けのタブレット式コントロール端末は、ホテルで使用されているものの中でも最高レベル。11言語に対応する使い勝手の良いタッチ・パネルで、思い付く限り全てのもの(カーテン、室温、ルームサービス、照明、TV)にアクセス出来るようになっている。
しかしながら、ペニンシュラの最大の魅力は“人”にある。このホテルの顧客サービスは恐らく世界最高水準。しかもここはカスタマーサービスには定評のある香港だ。つまりは、この上ない手厚いもてなしが待っているということ。
滞在中は大いに甘やかされよう!館内での食事は選択肢が多過ぎて困るほど。「ディス(Gaddis/高級フレンチ)」、もう少し気の張らないところでは、見事な港の景色をバックにほぼ毎晩ライブ演奏が楽しめるモダン・ビストロ「フェリックス(Felix)」、さらに高級日本料理の「今佐(いまさ)」もある。
もし、あなたに遊び心と羨ましいほどの予算があるなら、このホテルの素晴らしいペニンシュラスイートに泊まって欲しい。ここはきっとあなたを興奮させるはず。この写真はスイートのほんの一部だ。
素晴らしいハーバービューのゴージャスなプールに飛び込んでも、プールサイドでヨガや太極拳を楽しんでも、ペニンシュラ香港の素晴らしい豪華さに包まれてリラックスできること間違いなし。ここは世界中のホテルの中で私たちの愛するうちのひとつだ。
ペニンシュラに泊まる予算があるなら、このホテルの名物でもあるロールス・ロイス(エクステンデッド・ファントムを14台所有)を使った空港送迎や街歩きも、高すぎるということはないだろう。
また、これなしにはペニンシュラに泊まったと言えないのが、エレガントなロビーでのハイティーだが、壮麗なホテルの内部を一目見ようとやってくる観光客で込み合うのが難点。
素晴らしいショッピング・アーケードもあり、当然のごとく有名ラグジュアリー・ブランドばかりが軒を連ねるが、最近は多少バラエティに富んできたようだ。
ハーバービューの部屋が取れなくても心配ご無用。8階にある古代ローマ浴場風デザインのプールとサンデッキから、息を飲むような眺めを堪能できる。
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